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無実の始人
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DATE: 2008/10/21(火)   CATEGORY: なのフェ中編
黒ノ召使 最終話ー2-
ご無沙汰していてすいません><
レポートやらなんやらの締切が立て込んでいたので、更新が空いてしまいましたorz

えー、今回ので黒ノ召使は最後です!
読まれればご理解いただけると思うのですが、ラストを二パターンでどうしてもやりたくてこういった形になりました^^つまり、take2ということです´∀`よって、最初らへんは全く同じ文章ですのであしからず~☆

やはり、自分的には1の方が好きな終わり方だったりしますね><
それでも見てやるよ~、という方は追記からどうぞ~♪
あとがきは、明日ぐらいには上げる予定ですww

PS.本棚とか作ってみたので、吉野がどんな本を読んでいるか知りたい方はリンクから飛べます♪





*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
黒ノ召使 最終話ー2-
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+







「今から、黄の国第14代女王アリシア・テスタロッサの公開処刑を始める!」
赤の騎士シグナムが群衆に向かって叫ぶ。
”アリシア王女”の首には縄で作られた首輪がかけてあり、その端を反乱軍の兵士に掴まれたまま斬首台へ登らされた。
階段を最後まで登りきった時、群衆からあがったのは歓喜の声。
悪魔の子を殺せっ!
偽の女王はその言葉を一身に浴びていた。



アリシア・テスタロッサはその群集の中にいた。
フェイトに与えられら召使の服に、フードのついたマントをかぶり、ぶつぶつと何かを呟いている。


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…。」


もう何度この言葉を発しただろう?昨日、フェイトと別れたときからずっと繰り返してるのだけは覚えている。
しかしどんなに数を重ねても、これですべてのものから許されるなんて思ってはいない。だが、アリシアは言わなければ気が済まなかった。
周りからは、「アリシア女王を殺せ!」という叫び。そして、歓びの声。

(私が死ななきゃいけないのに…)

でも、これから殺されようとしているのは私の妹。
そっくりな顔の私の妹。

「ごめんなさい。」

そして、またループが始まる。








「どうだ?お前がこのギロチンで今から殺されるんだ。ここにいる人々はお前の死を待っている。」
フェイトはそんなシグナムの言葉に耳を貸さず、ひたすらある人物を探していた。

右をながめてから、中央に目を流す。
(見つけた…!)
それは、群衆の中心よりやや左側、召使の服の上にフードを被ってきていた。


また泣いてるんだね。
俯く彼女は目に手をやって、何かを拭っていた。
どうして、泣いているんだろう?
私は幸せだったよ?
あなたの側にいれて、大切な人に大切にしてもらって…召使としては一番の幸せをもらってたんじゃないかな?
わがままに振り回されたこともあって、何度も嫌いになろうとしたりしたんだ。
でも…ダメだった。
アリシアは、世界で一人だけの私のお姉ちゃんなんだよ。
ほら…笑ってよ。



「アリシア王女。」
ギロチンの首を固定する上半分を取り外して、シグナムは”王女”の到着を待っていた。
「さぁ、ここに首を寝かせてください。」
「えぇ、よろこんで。」











昔々あるところに、悪逆非道の王国の頂点に君臨するは、齢14の王女様。
絢爛豪華な調度品、顔のよく似た召使、愛馬の名前はジョセフィーヌ。
すべてが、すべてが彼女の思うまま。










”アリシア王女”の首輪をほどき、処刑台に身を沈めさせるシグナム。
処刑に邪魔な髪をかき分け、首の後ろで二つにわけて両サイドに長い髪を流した。

「…ん?」

ふと、シグナムが疑問の声を上げる。
一体何んだろう?自分の髪の毛は、そんなに扱いずらくなかったはずだ。髪をわけるくらいで困ることはないのに…。












「お前…アリシア王女じゃないな…。」














ドクンと心が跳ねる。
「ちがっ…!」
否定の声をあげようとすると、シグナムは口を右手で塞いだ。

「私が昔アリシア王女を殺し損ねたとき、顔のそっくりな女の子の首の裏を切った。
それがどうだ、”アリシア王女”。あなたの首の裏にその時の古傷のようなものがみえる。」
心臓の音が早くなる。しまった、バレてしまった。

(ごめん…!アリシア…っ!)

私たちはどこからみても、そっくりな双子。
きっと誰にもどっちがどっちだなんてわからない自信はあったのに、こんなにも簡単に正体がわかってしまった。
これで、シグナムがバラしてしまったらきっと世界のすべてがアリシアの敵に回るだろう。遠い遠い地の果てまで一生追いかけられるかもしれない。
(私がアリシアを守らなくちゃいけないのに…。)
目の奥の辺りがキュッと引き締まる。ダメだ…泣いちゃダメだ…。











「みなのものに告ぐ!こやつはアリシア王女ではない!全くの偽物だ!」









広場に集まった人々にシグナムは声を響かせた。やはり、真実を言ってしまったシグナムに落胆しながら、当たり前のことだと妙に納得する。
群衆はその声が届くや否や、怒りと憎しみを喉からあげた。
アリシア王女を探し出せ、そいつに居場所を吐かせろ。様々な要望がシグナムの元に罵声のように届いてくる。

フェイトは、全身から一気に生気が抜けた気がした。立っていたらきっと、積み木のように膝から崩れ落ちていたころだろう。




「静まれ!我々は、黄色の国という今はなき王国に剣を向けたときに誓った。無駄な殺生は絶対にしないと。
…この者は、アリシア王女ではない!よって、我らはこの者を処刑にかけることはしない!」



ふざけるな、そいつは王女の肩を持ったんだ、殺しておけ!
ギロチンの前、最前列にいた男がすぐさま反発した。それどころか、処刑台の上にあがってこようとする。
シグナムはそれをみて、一閃、剣を男に突き付けた。
獲物を見るような瞳で睨みつけられ、男はその剣先に冷や汗を垂らす。
緊迫した雰囲気が群衆の詰まった広場に流れ、誰もが声を発することができない。


と、その固まった空気を壊したのは、ふと顔を緩めたシグナムだった。

「もしかしたら、この者は無理矢理影武者にされたのかもしれない。そんな奴を殺したら、それこそアリシア王女と一緒だ。私は、もうあんな国ができることを望まない。」

シグナムは、男に突き付けた剣先を鞘に引っ込めた。
男はそれを見てホッと安堵の息をつく。

(…なぜ?)
自分が捕まえられてから反発しないことから、『無理矢理』でないことはわかっているはずなのに、なぜ庇ってくれるんだろう?
「さぁ、もう一仕事だ!アリシア王女を捕まえよう。」
おー!という、地響きにも似た低い声が空気を震わせる。
群衆の中でも、武装していた人々はすぐに広場を出て行った。さっきの男も、少し腑に落ちない顔はしていたが、ちらりとフェイトの顔を見た後に出口へと向かって行こうとする。

フェイトが、チラリとアリシアを盗み見ると、彼女は肩をこわばらせてジッと固まっていた。これから、逃亡者の身になるのはわかっていただろうが、実際こんな目の前で自分を追いかける人達を目の当たりにして、緊張が隠せないのだろう。



シグナムはフェイトの首の拘束具をそっとはずしてくれていた。
「なぜ?なぜ助けてくれたんですか?」
シグナムにしか聞こえない声でフェイトは尋ねた。
「私たちが欲しいのは本物のアリシア王女の首だ。…まぁ、お前が生き続ける限り、あいつはうまくいきていけるのかもしれないがな。」
「ありが…。」
「礼は言うな、さっさとここから出て行け。殺しはしないが、許せないことに変わりはない。」
冷たい視線が、フェイトを射抜く。もうここまで這い上がってくるんじゃない、と言っているようにも思えた。






話がひと段落つくと、城下町をでるまで送っていっていくように、シグナムは後ろにいた兵の一人に声をかけた。
かけられた方のフードを着た兵士は自分のことを指さすと、シグナムが頷いたので、斬首台にのぼって来ようと階段に足をかける。


「なんで、うちなん?もしかしたら、殺すかもしれへんよ、この子。」


その人物の、騎士甲冑には青の国の紋章に傷を入れたものがついていた。そして、独特のしゃべり方。
フードの下に隠れていたのは、まぎれもなく、青の国の騎士はやてだった。

「なのはちゃんを殺した国の王女様と同じ顔した子の護衛なんてかなわへんわ。」
狼のような目が、獲物を見るようにフェイトを狙う。
ひるんでしまったフェイトにさらに詰め寄ろうとしたが、シグナムが二人の間に手を入れて静止させた。
ビクビクと震えてしまっているフェイトは、自分の腕を握って、指が食い込むまで力を入れる。

(…言わなきゃ。なのはさんの恋人さんにちゃんと言わなきゃ…)

一度、大きく息を吐き出し、また意識しながらゆっくり呼吸をし始める。




「なのはさんは…なのはさんは生きています。」




「へ?」
最後の一段に足をかけようとしてフリーズした。
瞳がゆれて、どういうことだと言っている。
「自分が、なのはさんを殺すつもりだったんです…。でも、できなかった。あの人が…好きだから。」
自分でも予定をしていなかったカミングアウト。彼女に恋人がいても、好きになってしまったものは仕方ない。威嚇するような言葉を発していた自分にはすこしビックリしたけど、この言葉を無しにすることなんて絶対にしようと思わなかった。
「待って、なのはちゃんの家に飛びっ散ってた血は、誰のもんや?」
「なのはさんのです。気絶させるために、手荒なことをしました。」



言った瞬間、空が見えた。きれいな青の空だ。
どうも、頬が痛い。
殴られたんだ、自分は。

(…でも、当然かもしれない。人の恋人を殺しかけたんだし…。)



「よくも…よくも保護してるうちの大事な家族一員を…!」
自分の見えない下の方で声がする。
「すいま…。」
そう言いかけて、ふと何か引っかかりを感じた。
咄嗟に体を起こして、彼女の方を見る。
「ほ…ご?」
「せや、なのはちゃんはうちの家族も同然の、保護してる子や。」
「とはいっても、こないだ独り立ちしたのだろう?」
シグナムが補足をつけたして、はやてに睨まれる。
「家族は家族。」
ふん、とはやては顔を横に背けてしまう。

(…うそだ…。だったら…だったら…)
緑の国をアリシアは滅ぼさなかっただろう。
そして、反乱が起きる前に悪政と呼ばれた政治を立て直すことができたかもしれない。

とんだ、勘違いが1つの国を滅ぼしてしまった…。





言葉にならないフェイトの泣き声が広場にむなしく響いた。



















***********













あれから数日。
フェイトは心に何かを引きずりながらも、ある約束を果たすために、ある場所に来ていた。
はやてにはあの後、なのはが今ここにいることを言ったら、赤の国の土台ができてからゆっくり会いに来ると言っていた。


「やらなきゃいけないことは、もう終わった?」
「はい、お待たせしました、なのはさん。」


そこはとある伝説の港町。
潮風がさわやかに、二人の髪を撫でていく。
二人を照らす夕暮れはさわやかに、波の音も一定のリズムを刻んでいた。

「伝えたい言葉があるんだ…。」
「はい…。」

私は笑っていた。
彼女とまた会えた事に、声が聞けたことに、これからの言葉に…。

「私と一緒に…。」























これから、まだ真っ白な未来を作っていきませんか?

















**************
2は、勘違いを登場人物に分からせるために作ったのかもしれないw
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COMMENT

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| | 2008/10/22(水) 22:11 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

吉野 | URL | 2008/10/23(木) 22:56 [EDIT]
コメントありがとうございます><
こっちの方がストレートなハッピーエンドですwこっちの世界のフェイトさんに幸せになってもらおうかと思いまして^^
あっちは、ひねくれたハッピーエンド(?)ですwww決してバッドエンドとは言わないwwちょっと、せつない香りのするハッピーエンドなんですよ!!

リンク!?そんな、恐れ多い((゜Д゜; こちらこそ、こんなサイトでよろしければリンクしていただけると嬉しいです><
こちらも、よろしければリンクさせてくださいー!(ヘコヘコ

それでは、素敵コメントありがとうございましたー♪





水面の月 | URL | 2008/10/23(木) 23:32 [EDIT]
OKが出たようですので、即効貼らせて頂きました><
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

しかも、リンク貼って下さるんですか!?
こんな所で良ければ、貼って下さると嬉しいです^^
ではではー

吉野 | URL | 2008/10/24(金) 22:57 [EDIT]
こちらも、リンクを張らさせていただきました><
こんなサイトですが、これからもよろしくお願いいたしますoyz
もちろん、リンクを貼っていただいたサイト様はもれなく相互リンクがまっていますのでwwww

素敵コメントありがとうございました♪

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