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無実の始人
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DATE: 2008/10/12(日)   CATEGORY: なのフェ中編
黒ノ召使 最終話ー1-
ごきげんよう、吉野ですノシ
本日はゆかりんの名古屋ライブ「秋だ、一番!ゆかりちゃん祭り!!」(今の時間ではまだ終わってないはず…)お疲れ様でした~^^
ちなみに、吉野はチケットが取れなかったので行けません(´;ω;`)家でションボリと、一日分〇野菜を飲んでますwww

前の日記で報告したように、最終話を消してしまったのですが、書きなおしました!!心配してくださった方々、本当にありがとうございます><


では、追記から「黒ノ召使 最終話ー1-」です♪





*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+
黒ノ召使 7話 ~1~
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牢屋の中から、星たちが輝く夜空を見上げ、深くためいきをついた。
自分の処刑は明日の三時。
アリシアはちゃんと逃げてくれただろうか?ちゃんとこれから一人で生きていけるだろうか?
色んな心配事を残して逝ってしまうのはつらいけど、アリシアが生きていけるからそれでいい。


そして、自分が逃がしたあの人も…無事でいてくれるだろうか…

(なのはさん…あの街でいつまで待っていてくれるかな?)


ふと、遠い空に流れ星が流れていった。
しかし、フェイトは願い事を祈ることはせず、ただ静かにその星が流れ消えゆくのを見守るだけだった。
もう、願い事はあの海に流したから。






******





「今から、黄の国第14代女王アリシア・テスタロッサの公開処刑を始める!」
赤の騎士シグナムが群衆に向かって叫ぶ。
”アリシア王女”の首には縄で作られた首輪がかけてあり、その端を反乱軍の兵士に掴まれたまま斬首台へ登らされた。
階段を最後まで登りきった時、群衆からあがったのは歓喜の声。

悪魔の子を殺せっ!

偽の女王はその言葉を一身に浴びていた。








アリシア・テスタロッサはその群集の中にいた。
フェイトに与えられた召使の服に、フードのついたマントをかぶり、ぶつぶつと何かを呟いている。
この群衆の中には子供を殺されたなどの理由で壊れてしまった人間など山のようにいる。
周りの群衆は、そんなとり付かれたように一つの言葉を繰り返すアリシアを疑問にも思わなかった。

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…。」

もう何度この言葉を発しただろう?昨日、フェイトと別れたときからずっと繰り返してるのだけは覚えている。
しかしどんなに数を重ねても、これですべてのものから許されるなんて思ってはいない。だが、アリシアは言わなければ気が済まなかった。


周りからは、「アリシア女王を殺せ!」という叫び。そして、歓びの声。
(私が死ななきゃいけないのに…)
でも、これから殺されようとしているのは私の妹。
そっくりな顔の私の妹。
「ごめんなさい。」
そして、またループが始まる。











「どうだ?お前がこのギロチンで今から殺されるんだ。ここにいる人々はお前の死を待っている。」

フェイトはそんなシグナムの言葉に耳を貸さず、ひたすらある人物を探す。

右をながめてから、中央に目を流す。
(見つけた…!)
それは、群衆の中心よりやや左側、召使の服の上にフードを被ってきていた。
また泣いてるんだね。
俯く彼女は目に手をやって、何かを拭っていた。

どうして、泣いているんだろう?
私は幸せだったよ?
あなたの側にいれて、大切な人に大切にしてもらって…召使としては一番の幸せをもらってたんじゃないかな?
わがままに振り回されたこともあって、何度も嫌いになろうとしたりしたんだ。
でも…ダメだった。
アリシアは、世界で一人だけの私のお姉ちゃんなんだよ。
ほら…笑ってよ。



「アリシア王女。」
ギロチンの首を固定する上半分を取り外して、シグナムは”王女”の到着を待っていた。
「さぁ、ここに首を寝かせてください。」
「えぇ、よろこんで。」











昔々あるところに 悪逆非道の王国の 頂点に君臨するは 齢14の王女様
絢爛豪華な調度品 顔のよく似た召使 愛馬の名前はジョセフィーヌ
すべてがすべてが 彼女の望むまま










”アリシア王女”の首輪をほどき、処刑台に身を沈めさせるシグナム。
処刑に邪魔な髪をかき分け、首の後ろで二つにわけて両サイドに長い髪を流した。

「…ん?」

ふと、シグナムが疑問の声を上げる。
一体何んだろう?自分の髪の毛は、そんなに扱いずらくなかったはずだ。髪をわけるくらいで困ることはないのに…。







「お前…アリシア王女じゃないな…。」











ドクンと心が跳ねる。
「ちがっ…!」
否定の声をあげようとすると、シグナムは口を右手で塞いだ。
「私が昔アリシア王女を殺し損ねたとき、顔のそっくりな女の子の首の裏を切った。
それがどうだ、”アリシア王女”。あなたの首の裏にその時の古傷のようなものがみえる。」
心臓の音が早くなる。しまった、バレてしまった。

(ごめん…アリシア…っ!)

私たちはそっくりな双子。きっと誰にもどっちがどっちだなんてわからない自信はあったのに、こんなにも簡単に正体がわかってしまった。
これで、シグナムがバラしてしまったらきっと世界のすべてがアリシアの敵に回るだろう。遠い遠い地の果てまで一生追いかけられるかもしれない。

(私がアリシアを守らなくちゃいけないのに…。)

目の奥の辺りがキュッと引き締まる。泣いちゃダメだ、もし自分が無駄死にになろうとこれが自分の生きた世界だから。













「お前の勇気、認めてやる。」














そう言って、シグナムは私の首を固定させてからスクッと立ち上がった。
「それでは、”アリシア王女”の処刑を始める。」
「え?」
首は固定されていて動かせないため、眼だけでシグナムに「なぜ?」と問いかけた。
シグナムは、もう一度首を固定している木が動かないかチェックをする振りをしてこちらに屈んでくる。
「お前は”アリシア王女”なんだろう?我らに必要なのはこの国が終わるけじめだ。」
「ありが…」
「礼は言うな。」
「…はい。あ!あと…。」
「なんだ?」
「この処刑が終わったら、青の国の騎士はやてになのはさんは生きていると伝えてください。」
一瞬シグナムが動揺したように、言葉を失った。
「…あぁ、伝える。」
そう言って、シグナムはフェイトの側から離れていった。










「みなさん!」
大きな声が広場に響き、辺りが気持ち悪くなるくらい静かになった。
「今まで我々を苦しめた悪政は…この国はこれで終わる!この”アリシア・テスタロッサ”の死によって。」
「おぉ!」という低い声の震動が処刑台を揺らす。その証拠に今からフェイトを殺す刃が太陽の光を受けて揺らいでいるのだ。













アリシア…なのはさん…私ってとっても嘘つきだね。

一緒に2人で生きて行こうっていったり、必ず迎えに行ってなのはさんの言いたいことを聞くって言ったのに。
ごめんなさい。
世界で一番大切な人達に、笑って許してもらえないような嘘を言ってしまって。

もし、私と同じ顔をして性格も同じ人がいたら、二人を守っていってねって頼めるのにな…。

ごねんね
ごめんなさい

あなた達に出会えてよかった。








「さぁ!新しい時代の幕開けは今訪れる!…”王女”、最後に言うことは?」
丁寧な言葉遣いで尋ねてくるシグナム。
こういう事は予測していたため、フェイトは迷わず最後に発する言葉を決めた。
もちろん、親愛なる姉を見つめながら悪魔の笑みを浮かべて…














「あら、おやつの時間だわ。」
















気がつけば3時の鐘が鳴っていた。











































ザシュッー










































*******************








この町の住人に聞いて初めて知った。
願いを書いた羊皮紙をビンにつめて、この港の海に流せば願いはいつか叶うでしょう、と…
そんな伝説がこの町にはあるらしい…。

「フェイトちゃん、あれから3年経つね。やらなきゃいけないことは終わった?私、会いたいよ…。」

遠慮がちな笑顔が私の中でリフレインされる。
ねぇ、いまどこでなにをしてる?
また、フェイトちゃんの話が聞きたいよ。

『また会えますように。』

そう書いた羊皮紙を私は小瓶に入れて、力いっぱい海に投げ込んだ。



















「フェイト…。」
昔、フェイトに聞いたことがある。
願いを書いた羊皮紙をビンにつめて、この港の海に流せば願いはいつか叶うでしょう、と…
そんな伝説がこの町にはあるらしい…。

思い出すだけで涙が出てくる。
あの日、”アリシア王女”の首が地に落ちてから私はすぐにあの場から逃げ出した。



『もしも、生まれ変われるなら、その時はまた遊んでね。』




そう書いた羊皮紙を私は小瓶に入れて、後悔と一緒に力いっぱい海に投げ込んだ。















***********************





とある海の見える公園。
朝のさっぱりとした潮風は少女の顔をサッと撫でて通り抜けていった。
これから、その少女はある人物と会う予定で、走ってコンクリートで固められた歩道を駆けていく。

と、ふと浜辺に小瓶が3つ並んで落ちているのを見かけた。
中に紙が入っているのがここからでもわかる。
なにかその小瓶が自分を呼んでいるような気がし、時間がおしているにも関わらず拾い上げて中を見てみる少女。


『また会えますように。』

『もしも、生まれ変われるなら、その時はまた遊んでね。』

『もしも、生まれ変われるなら、その時はまた遊んでね。』


同じ文章が書かれた2つの羊皮紙は、文字は一緒でも字体が少し違う。似てはいるのだが、かすかにくせがでていた。
字に性格が出るとはこのことだろう。1つは生真面目そうな感じで、もうひとつは自由奔放な感じ。
そんな印象を少女はうけて、少し笑ってしまった。

少女は3つの小瓶を拾い上げると、並べて近くの木の下に埋める。
この3つを離れさせてはいけないと思ったからだ。

少女は土まみれになったその手でポンポンと仕上げをすると、またコンクリートの歩道を駆けていった。
白いワンピースのような制服を着て、友達のフェレットをその肩に乗せた少女は先を急ぐ。
そして、ピンクのリボンを揺らし、先に待つ女の子の、



















名前を呼んだ。

























「フェイトちゃん!」






















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吉野<「まだ俺のターンは終わっちゃいないぜ!」
これで完結ではありません。
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