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無実の始人
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DATE: 2008/09/26(金)   CATEGORY: なのフェ中編
黒ノ召使 4話

歯医者なんて大っ嫌いだ!><ドリルは、ロボットについていてこそカッコイイんだ!!
なんて、治療を受けながら思った吉野でしたw

それでは、追記から「黒ノ召使 4話」です♪





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黒ノ召使 4話
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「なぁ、シグナム。一緒に戦ってくれへんか?」


暗いくらい部屋の中、青の国の騎士はやてと、赤色を基調とした鎧の女性が面と向かって話していた。
シグナムと呼ばれた女性は、黄の国の革命家の一人。昔から、国を正すために動いてきた巨大反乱軍の現在のトップである。


シグナムは目の前にだされたコーヒーを一口すすると、少し苦い顔をした。
「確かに、あなたとは同じグレアム氏の孤児院で一緒に育った仲間です…。ですが、引き取った親の身分違いで今や一国の騎士団長であ…」
「やめてきた。」
「え?」

よくみれば、鎧に入っているはずの青の国の紋章に一線の深い傷がはいっているではないか。
シグナムは、異様なものをみたように眼孔を小さくした。
「なんで、そんなことを!青の国なら騎士団長でも一生平和に暮らせたでしょう!一体、黄の国になにがあって…!」
バンッと机を叩いてシグナムは立ち上がる。
しかし少し声を荒げたシグナムに対して、はやてはニコニコとしていた。


そんなはやての態度をみてシグナムは、はぁ、と溜息をつき、
「で、そこまでして黄の国に反乱をしかけたいのはなぜですか?」
着席しながら、息を吐くように問いかけた。

「…あんな私、グレアムおじさんみたく、色んな事情のある子の支援してたんや…。」
大きな鞄の中から手紙などをとりだして、机の上に広げる。
子供のグチャグチャな文字が、茶色くすすけた紙にたくさんならんでいた。
それらの手紙には必ず「ありがとう。」の文字。
はやては、グチャグチャの感謝の気持ちに柔らかい笑顔を落とした。


「こないだやっと自立した『なのは』っていう、うちの援助者第一号が緑の国に住んでてなぁ。
んで、こないだの友好会議の時にもヒマをもらって会いにいったんよ。年も近い方だし全然援助者って感じせぇへんかったけど。むしろ、うちも可愛がってて、妹みたいなもんやった。
でも、傍からみれば、私ら恋人同士に見えたかも…なんてな!」

最後の方は、はやてらしい笑顔。
冗談がうまく通じなさそうなシグナムにはこうやって、表情で冗談かどうかを伝えるのが一番だ。
笑顔を向けられてたシグナムも、困ったような笑顔ではやてをみつめていた。

「でもなんや、一目ぼれした相手もおるらしくてな。いつ会った相手か教えてくれへんかったけど、もう一度会いたいんやって。もぅなんの変哲もない、ただの普通の女の子や。」

はやては、手紙の中からきれいな文字の便箋を探してシグナムの前に差し出す。
一通り、シグナムは彼女の手紙を読んだあと、さっき気がついたことを問いかけた。



「しかし、緑の国いえば…こないだ黄の国の悪魔に滅ぼされた…。」



「せや。」
この話題によって、二人のオーラが怒りへと変わっていった。
なぜなら、あれはどう考えてもおかしい戦争だったから。


気まずい雰囲気の中、口を開いたのはシグナム。
「なぜ、友好会議のすぐ後にそんなことをするのか私はわからない…っ!」
キッと、窓の外から見える黄の国の城を青の瞳で睨みつける。いや、その中にいる悪魔の子に対して睨みつけたといった方がいい。
(やはり、あの時殺しておくんだった…。)




思い出されるのは約10年前のできごと。
なんと運がいいことに、次期王女が黄の国の裏町に入り込んだのだ。
たまたまその時シグナムは、ナイフを持っていたため、当然アリシアに切りかかった。
が、切れたのは、咄嗟に王女を庇った王女に似た顔の従者の首の後ろ。







「んでな、シグナム…。」
「え?あ、はい。」
思い出から、はやての言葉によって抜けだした。
少し間抜けな声を出してしまったことが少し恥ずかしい。

「私、戦争があった後すぐになのはちゃんの家に行ったんや。安否を確認するために…」

ふと、はやての顔が曇る。そのことから、大体この後の話が予想できた。




「行ってみれば、砕けた結構大きかったかもしれへん花瓶、そして血痕…。市民の避難所を全部回ったりしたけど、どこにもいない…。」


ギリギリと歯ぎしりの音がした。眉も吊り上って、温和なはやてらしくない。
「つまり…。」
「殺された…んやろうな…。」


はやては机の上で手を組んで、潤みかけている眼にそれをあてた。

ーガタンッ

椅子が倒れる音が暗い部屋に響く。

いきなりのことに、はやては顔を上げると、シグナムが勢いよく立ちあがっていた。





「一般市民まで巻き込むなんてゆるせない…!…黄の国の兵士は、今はまだ疲れているはず。”今”反乱に立ち上がりましょう!私達も、続く悪政で怒りが収まらない!」







「…なぁ、シグナム。」
ニコリとしたはやてが立ち上がる。
「うちが辞めたことで、下にいた1万くらいの兵も辞めてなぁ。うちに付いて来てくれるらしいんやけど、引き取ってもらってもええか?」
赤い鎧の上から肩に、ポン、とはやては手を置く。
あまりの数にシグナムはキョトンとなった。
はやてのために、無職になることを選んだのが1万人もいるとは、想像も超えることだった。












「「さぁ、一緒に黄の国を倒そう。」」












****************



「王女様!ダメです!反乱軍が物凄い勢いでこちらにやってきています!!全力で阻止しているものの、あと4日でこの城まで到着するかと!!」
「反乱軍のリーダーは?」
女王が、軍の総司令に尋ねる。
「シグナムというものです!」
「わかった。あの人ね…」






ーゴーン





3時の鐘が鳴る。
「あら、おやつの時間だわ。」












窓の外に、斬首台がみえた。
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COMMENT

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水面の月 | URL | 2008/09/29(月) 23:01 [EDIT]
これは、アリシアさん死亡フラグが立ってしまったんでしょうか・・・
そしてもし黄の国が負けたら、フェイトさんはどうなってしまうんでしょう?
続きが気になる展開です。

次回も楽しみに待ってます。
ではではー

吉野 | URL | 2008/10/01(水) 21:55 [EDIT]
コメントありがとうございます><

うふふ~、アリシアさんの死亡フラグっぽいのは立てちゃいましたwwwきっと、最終回は「ちょwおまww」と言いたくなるかと^^
黄の国が負けて、フェイトさんが辿る運命とはいかに!www

あと、2話で終わる予定(予定は未定w)なので、お楽しみに~(`・ω・´)ノ

素敵コメントありがとうございました~♪

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