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無実の始人
百合ん百合んな小説サイトwメインはリリカルなのは  苦手な方は華麗にターン
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君がいて 一話
東方っていいよね☆

いきなり、すみません…
吉野は、長編書いてる時以外基本東方かけてるんです
オーエンとかネイティブとか上海紅茶館とかめっちゃいい曲ですよねぇ(^^)

いつか、レイマリかアリマリも書きたいなぁ
でも百合を書くなら、かがこなや、ゆかりななもやりたいし…
今、執筆中の長編の途中に短編としていれるかもwww



今回の「君がいて」一話はですね、0話からすれば前の時点です。
時間の流れ的には、一話二話三話・・・・・・・・・・・・・・・・・0話って感じです。
あれっ?と思われるかもしれないので、説明させていただきました。

それでは、追記からどうぞ


*********
君がいて 一話
*********




空の蒼い日だった。





いつものように私がスーパーによってから帰宅すると、この時間にはめずらしく黒のハイヒールが玄関にならんでいた。
二人だけで住むのには少し大きなマンションの一室。それに合わせて玄関もつくられているため、その黒の靴は少し居心地が悪そうだ。
朱に染まった光りを漆黒のドアで遮りながら、ただいま、と私は奥のリビングにいるはずのフェイトちゃんに投げかけた。
いつもは自分の方が帰宅が早いので、なんとなくいう言葉であるが、今日はしっかり相手に届けるものである。そこに、少しこそばゆく思ってしまった。


しばらく玄関で私は、彼女が出迎えてくれるのを待った。
しかし、一向に出てくる気配がない。



おかしいと思い、もう一度、私がただいまを言おうとした矢先、ガタっという人の動く音した。
そして、そのまま音は廊下をヒタヒタと歩いてくる。

目の前に現れたのは、少し元気のない金髪の女性だった。
「おかえりなさい、なのは。」
「ただいま、フェイトちゃん。」
いつも通りの、家族の会話。
普段、私もフェイトちゃんも仕事が終わってから会えるこの時を楽しみにしている。
だから、お互いに目がランランとしているのだが・・
今日のフェイトちゃんはいつもと違ってなにか顔色がよくない。疲弊しきった感じというか、不健康的に顔が白いというか…
「どうかしたの?フェイトちゃん。」
長い付き合いの私は、どこかおかしいことをすぐに指摘した。このまま見ないふりをすれば彼女はまたギリギリまで無理するだろうから。
きっとこの十年、ずっと隣りにいた私だからこそのコントロールの仕方なのだろう。
「え?…あぁ、まぁ。」
と、フェイトちゃんは茶を濁すように目をそらす。
「言って?」
優しく諭すように意識して私は笑う。
はやてちゃん曰く、「なのはちゃんのこれが一番怖い。」だそうだ。
「あの…、ちょっと長くなっちゃうと思うからリビングでいい?」
「うん、大丈夫。」
そういうと、私はいそいそと靴を脱ぎ捨ててフェイトちゃんの横へ並んだ。甘えるようになのか、逃がさないようになのか左腕に抱きついて廊下を歩きだす。

このとき、私は気付かなかった。
一瞬フェイトちゃんの顔が痛みで歪んだことに…





「…半年…?」
「うん…。」
私の中から生気が失われた。
半年というとてつもなく短い数字に絶望以外のなにも感じられなかった。
「私は、あと半年で死ぬんだって。」
「そんなの、言い直さなくてもいいよ!」
思わず叫んでしまう。
自分の死をこうも素直に受け止めてしまえるものなのだろうか。

フェイトちゃんは、私の目の前に診断書らしきものを出した。
「この原因は私がプロジェクトFで作られたものだかららしいの。」
淡々と隣りの彼女は続ける。
「でも、昔フェイトちゃんは検査でちゃんとした人間だって診断でてたじゃない。」
平然とした顔をしつづける彼女に腹をたてた私は、キツメに言ってしまった。
「そのころは、わからなかったってだけ。実は、裏から少しずつガタがきてたらしいよ。」
「フェイトちゃん!自分のことロボットみたいに言わないでよ!」
私は思わず詰め寄って睨んだ。

この時、私は泣いていることに初めて気がついた。私とフェイトちゃん…二人ともが。
「ごめん…」
素直のに謝る私。
フェイトちゃんは、自分の唇を噛みしめると頷きで返事をしてくれた。
そして続ける。


フェイトちゃんの、説明はこのようなものだった。

フェイトちゃんは、アリシアさんのクローン。
フェイトちゃんはフェイトちゃんのお母さん、つまりプレシアさんが、一人で完成させたプロジェクトFによってつくられた。
ずいぶん前にフェイトちゃんが引きとっていたエリオ君というもう一人のクローンの人間の子は、そののちに、それを土台として改善されたプロジェクトFで作られたらしい。

つまり、プレシアさんの計画はなにかいけないところがあったのだ。
それが、今回の原因である。
今までは異常なかったのだが、この年になって細胞レベルでいろんなところの歯車がうまく合わなくなってきた。
クローンの人間で一番最初に生みだされたのがフェイトちゃんなので、処置法の前例もない。
処置不能といっても過言ではないらしい。

だいぶ前から痛みがあったらしいフェイトちゃんは、私にもシャマルさんにもバレないようなお医者さんにいっていた。
そしてこの間、長期出航だと私に嘘をつき、わずかな希望をかけて本局技術部の手術も受けたらしい。

結果…治らなかったんだって。








空は、すでに真っ暗になっていた。
私たちは、ご飯を食べることも忘れ、疲れ果てるまで泣いた。

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