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無実の始人
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君がいて 七話






あと、どれくらい…?










追記より「君がいて 奈々話」
*****
君がいて 七話
*****





「愛してるの魔法…」
フェイトちゃんの声が思い出をなぞる。

どうやら、私と同じことを思い出していたらしい。



(10年前は友達に…
5年前は、恋人に…か。)








-じゃぁ、今年は?
今年は何なんだろう。



…まぁ、
隣の痩せてしまったフェイトちゃんをみれば容易に予想できる。




(今年は、別れの年だ…)




そう、運命によって決められていた決別のとき。



不思議だな。
今まであんなに泣いてきたのに、まだこの体は泣き喚こうとしている。
悲しみでまみれたこの体を、潤してくれる唯一の人がいなくなることに慣れなくちゃいけないのに…











「なのは?」
急に呼びかけられる。
そこにあるのは、心配そうな真紅の瞳。
「なんでもないよ。ただ、ちょっとね…」
どこまでも伸びている朱の海を眺めながら、私は潮風を頬にうけた。


















「愛してる。」











突拍子もなく、彼女言った。
本当に、なんの脈絡もなく言われたから、私の頭の中にハテナが回る。


「どうしたのフェイトちゃん?」
「今なのは、悲しい顔してたからね。幸せな気持ちにしてあげようと思って。」
と、彼女は笑った。
どうだった?天にも昇れるくらい幸せになったでしょ?
そう、言いたそうな笑顔だ。




私は、いつの間にか笑顔になっていた。



「ありがとう。」
「うん。この魔法はいつだって効果絶大だからね…。私も、今までいっぱいこれに助けられたし。」










「でも…」





トーンが下がり、
先の笑顔が彼女から消える。










「死んだら、この魔法は解けちゃうのか…。もったいないな。」















雲が太陽を覆い隠してしまった。

















「あの世に、なのははいないからね。」
























--------------

私は、フェイトちゃんの言葉に疑問をもった。


はたして、死んだらこの魔法は解けるのか?

私が、物理的に近くにいれないから魔法はダメになってしまうのか?







いや、そんなことはない。





この魔法は永遠だ。
そうだ、死んでも解けることなんて…











ない。


















「フェイトちゃん。」






彼女はこちらに注目する。
「なに?なのは。」

「…解けることなんてないんだよ。」



もう一度、言葉は伝えられる。










「この手のものは、死んでも解けない永遠の魔法なんだから。」












私は、闇から引き上げるように手を差し伸べた。


























彼女も、それにあわせて片手を差し出す。


































しかし、その手は私の手に触れることはなかった。

















彼女は体ごと、私の横をすり抜けて










地面に倒れたのだ。












ゴポっと音がして、できたのは朱色だけの地面。





































別れの時がきた。










*************
今回、なんか構成変です。言いまわしも変です。
本当に申し訳ない…
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