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無実の始人
百合ん百合んな小説サイトwメインはリリカルなのは  苦手な方は華麗にターン
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DATE: 2008/12/25(木)   CATEGORY: 短編なのフェ
クリスマス 下
hetafe

画集

メリークリスマス(`・ω・´)ノ
最近自分のバイト先(本屋)でひどい買い物をしたときにヘタリアも買った。(文庫と画集だけは吉野の本棚に登録してあります)
イギリスが可愛すぎて仕方ないんだがっ!
1巻をみたときには全然だったのに、2巻はまぢでかわいいなこいつと思ってしまいました(´ω`*)
だけど、パロはイタちゃんなんだぜ★
色塗りはしない。シャーペン書きでも気にしない。
というか、むしろ誰か絵師さんに続きを頼みたry

そうそう、吉野のクリスマスに欲しいもの…

時間
or
三国志(吉川さんのか、北方さんの)

リアルに欲しい。明日の朝、枕もとに置いてあったら泣く。


ということで、続きから「クリスマス下」です!


********
 クリスマス 下
********




さっきまでやっていたものと同じプリントは、この机の中のノートに挟んであった。
ただ、さっきまでやっていたものではない。すでに丸が赤ペンでつけられているのだ。

同じプリントをやっているのは、他におそらく二人。のうち、1人は違うクラスだから…


(…もしかしてこの机、なのはの?)




消去法で確実な答えがでる。

テスト週間前からずっとフェイトは学校を休んでいたし、知らない間に席替えをしていたのだろう。フェイトがなのはの机の位置を知らないはずがない。
そういえば、こないだ通信してたときに、「席が一番前になったんだ」と言っていた気がする。

ふと、プリントを次々とめくっていると、ノートの端っこに落書きをみつけた。可愛らしい、ほんわかしたデフォルメの絵でフェイトが描かれている。
『←早く戻ってきてほしいなぁ~』
絵のフェイトに向かって放たれている矢印。



一瞬にして顔がニヤけた。
口に手をあて、恥ずかしくなって赤みかかった頬をつりあげ、ノートから目をそらす。
なんて可愛いことするんだ、なのはは。


「よし!」
ノートを元の場所に戻し、フェイトは膝を叩いて立ち上がり、ストーブの電源を切りにいく。
彼女が早く会いたいと言ってくれるのに、ここにいてあれこれ心配をしているヒマはない。元旦に先生の家に押し掛けてプリントを再度刷ってもらってでも、絶対に今日は帰ってみせる。

筆記用具をすばやくかたずけ、黒のコートの羽織り、鞄に手をかけた。


(ん?)


開けたままの鞄になにか見慣れないものが入っていた。
赤いマフラーだ。
今日もつけてきた、薄茶色のタータンチェックのマフラーじゃない。今日つけてきたそれは、鞄の中からどこかへ消えてしまった。

手編みのマフラーらしく、たまにいびつな部分がちょこちょこ。
試しに広げてもってみると、これまた一人分のマフラーにしては重すぎる。




これでフェイトはすべてを悟ることができた。



試しに赤のマフラーを首に巻いてみると、やはり一巻きした程度では、両端が地面についてしまうのだ。
スゥっと息を吸い込む。
「なのは、私のプリント出しにいってきてくれたんだね、ありがと」
フェイトが廊下に向かってそう叫ぶと、ガタンという古い木がうまくスライドしない音をたてて、ストーブの熱でまだ温かい教室にサイドポニーの女の子が入ってきた。

「だって、フェイトちゃんねちゃってるんだもん。早く終わらせて、パーティー行くって約束してたのに…だから、中途半端に残ってた分を私が埋めて、先生にもう出してきちゃったよ。先生も帰っていいってさ」
「ご、ごめん」

本当にそれは自分の失態だ。
2人の約束の時間はとっくに過ぎている。2人でパーティー前にどこか行くにはもう遅かった。




謝罪の後は、今身につけているものに対しての感謝だ。
「あ、その…マフラーありがとう…」
はっきり言うものいいではなく、もじもじともったいぶるように言うフェイト。

この長さからいって、このマフラーは二人用のものだろう。だから、続く言葉が素直に言えなくて赤くなってしまうのだ…
だが、いつまでも伝えずに終わるのは、折角つくってくれたなのはに申し訳がたたない。
「あ、あの、このマフラー、一緒に巻いてパーティー…行かない?あ、いや、なのはがよければでいいんだけど…っ」
最後の部分はあくまで保険。絶対に、この作ってくれたマフラーを一緒に巻いていきたいけど、それじゃ今のフェイトの立場ではわがままになってしまうような気がしたから。

「もちろんっ!」




静かな教室。

お互いに惹かれあうようにして近づき、結婚式のように緊張した面持ちで赤いマフラーをフェイトはなのはの細く白いその首にかけた。
「…海鳴りに戻ってくるの遅くなってごめん。ただいま、なのは」
「おかえりなさい」
一つのマフラーにくるまれたからか、お互いの顔の距離が近くて少しドギマギしてしまう。


いっそこのままキスとか…



する前に気づく。なのはの身体が冷たくて、暖房にしばらくあたっていなかったことが容易に予想できたのだ。
何も言わずに抱きしめて、体温を直に感じた。




「今…」
「?」
「サンタさんがいるなら、なのはをもっと暖かくしてあげれるものがもらえますように」
「にゃはは、じゃぁ私がもらうプレゼントはこうして抱きしめてくれるフェイトちゃんだね」
そう返されて、自分の発言の恥ずかしさに気づいた。
「ご、ゴメンなのは!今のちょっと恥ずかしい!なしでっ、今のなしでっ!」
「やーだよー」
なんて言いながらさらに埋もれるように抱きついてくる。
もう、なるようになれ。
自分の力の精一杯、フェイトは暖かくなり始めたなのはを抱きしめた。




「ハラオウンさんそろそろ教室閉め…」
急に開いた教室のドア。担任の先生がこちらを向いて、氷のように固まった。
同じように固まるなのはたち…
「………」
ガタンッ!
「「し、しつれいしましたー!」」
机に置いたままだった鞄を拾い上げ、なのはと一目散に先生とは反対側のドアから教室をでる。
なのはの荷物は廊下に置いてあったらしく、小さな紙袋と大きな紙袋(ちらりと見えたがフェイトが使っていたマフラーが入っていた)を持って、急いで学校をでた。





********




「いやぁ、あそこで先生にみつかるとは…」
アリサの家へ向かう途中の会話であった。
「気まずいね…新学期」
「うん…」
そして、しばらくの沈黙。



「…もし、あったかくなったらさ。こうやって一緒にマフラー巻くって口実で近くにいられなくなっちゃうね」
自分でもめづらしく、弱気な発言になる。
「近くにいたいってことに、口実なんているのかな…?でも、もし理由が欲しいなら…」
「?」
「こうすればさ…」
小さい紙袋のなかをなのははごそごそと探り出す。
でてきたのは、そんなにも高価なものではないシルバーのリングだった。

「まだ、これはおもちゃみたいなものだけど、いつかちゃんとしたのを送るまでこれつけててほしいなって」

不安そうに笑うなのはは、掌に指輪を乗せて、フェイトにとってもらうのを待っている。
迷うことはない。







「いつだって側にいるよ。このプレゼントが、私たちが一緒にいる有形の理由」


フェイトの手はその指輪を拾い上げ、左手の薬指にそれをいれる。








マフラーは、お互いの体温を共有するための
指輪は、お互いのすべてを共有するための







クリスマスプレゼントだった。








***********

なんとかクリスマスに
ま、間に合ったー!!!(心の叫び
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COMMENT

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魔ぎゅなむ | URL | 2008/12/26(金) 12:56 [EDIT]
 イチャラヴバカップルは最高ですねぇ~♪ でも、個人的には先生に見つかるのであれば、こうね、うん、ちゅーしているときが良かったなぁと思う僕は色々とダメですかね?
 まぁ、それはさておき。
 吉野さん、北方さんの小説お好きなんですか? 一応、僕、三国志持っていますよ。数巻ですけど。
 ちなみに、水滸伝なら全巻持っていますけど。
 と、まぁ、僕のことはここまでにして。
 それでは、これからも頑張ってください。応援しています。では、また。

キリル | URL | 2008/12/26(金) 14:00 [EDIT]
吉野さん、あ な た も で す か !
私もつい最近はまりはじめましたけども(待て
でも、私はイタリア派ですけd(ry
ちっちゃい男の子って可愛いじゃないですk(ry
旗の『なのは命』に吹いたww

とまぁ、そんなどーでもいい事はおいといて
何打雪が溶けるほどの熱さのラヴラヴ度はぁ!(待て
けしからん!けしからんぞぉ!(訳:萌え死に掛けました、もっとやれ!)

吉野 | URL | 2008/12/28(日) 22:52 [EDIT]
>まぎゅなむ様♪
いつでも、なのフェイのバカップルは最高ですよねw
あー、確かにそうすればよかった!!しまった!!(ちょw
全然ダメじゃないですよっ!むしろ、なのフェイ好きなら常考ですよwwうちが、うっかりものだっただけっす><
お恥しながら、時代小説自体あまり読む派ではないので、有名作家さんのさえ持ってなかったり((汗
三国志は時代もののなかでも、初めて買ってみたいと思った一つなのです(*´∀`*)
水滸伝全巻っ!プレゼントしていただけるんですね、わかりますw←
これからも頑張りますよー(メラメラw

素敵コメントありがとうございましたー♪




>キリル様♪
おぉ!キリルさんもでしたかw(´ω`*)
うちも、2巻からはまったので最近ですよ(`・ω・´)ノなかまなかまw
イタちゃん派ですかーw確かにイタリアの小さいときはめちゃくちゃ可愛いですよね*><*
フェイトさんにとって、なのはさんは自分の命と等価値ですもの^p^

久しぶりに甘アマなのを書いちゃいましたwwこの二人なら雪をとかしてもおかしくないですよねwww
ちょwww逆のことを言ってるwwwツンデレなんですね、わかりますww

素敵コメントありがとうございましたー♪

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